一般動詞とは
英語の述語部分に使われる be動詞以外の動詞のことで、日本語には同じように区別する文法がありません。
1つの動詞のグループだという感じで覚えておくと良いでしょう。
下記よりその使い方を詳しく説明していきます。
一般動詞の理解と使い方
英語では、主語の次に来る動詞が2種類あります。
その一つが be動詞で、もう一つが一般動詞です。
走る run 食べる eat
見る look 泳ぐ swim
手伝う help 笑う smile
勉強する study 読む read
欲しい want ・・・など
be動詞は、その変化形を入れて8個しかありませんが、一般動詞には上記のもの以外にもたくさんあります。
たくさんあるので、大変かも知れませんが、英語の文章を繰り返し音読したり書いたりしていくと、次第に身に付いていくはずです。
さて、一般動詞も、もちろん動詞ですから、be動詞と同じように主語の次に来ます。
日本語の語順
①僕は ④毎日 ③本を ②読みます。
○の中の数字は日本語を英語にする場合の順番です。
日本語では動詞が一番最後にありますが、これを主語の次にするのが英語の基本です。
英語の語順
そこでこれを英語の文にすると、次のような順番になります。
①I ②read ③a book ④every day.
さて、「僕は」を「ヒロシは」に変えると次のようになります。
Hiroshi reads a book every day.
read に s が付きました。
つまり、be動詞が主語によって is や am、are などに変化するように、一般動詞の場合にも、主語によってこれが変化するということなのです。
基本的には、主語が1人、1つの時には s を付けますが、I, you は1人でも付けないと覚えましょう。
「主語が3単現(さんたんげん)の場合は動詞に s が付く」???というような説明が一般的によくされていているので、「何だそれ?」と、わけが分からなくなっている方も多いと思います。
要するに、こういうことです。
↓
かんたん暗記ポイント
文章の表す内容が現在のことで、主語が I, you 以外の単数の時、一般動詞には s を付ける。
◆別の文を使って比べてみましょう。
僕のお父さんと僕は週に3回公園を歩きます。
My father and I walk in the park three times a week.
この文の主語は、僕のお父さんと僕の2人(複数)で、単数ではないので、一般動詞である walk に s は付きません。
★一般動詞に s を付ける場合にも決まりがあります。
ケンジは毎週日曜日図書館で勉強します(study)。
Kenji studies in the library every Sunday.
単語の最後のアルファベットが o, s, ch, sh, x の場合は es を付けます。
go → goes pass → passes
watch → watches wash → washes
box → boxes
語尾が「a, i, u, e, o 以外の文字+y」の場合は、y を i に変えて es を付けます。
try → tries fly → flies
carry → carries play → plays
pay → pays enjoy → enjoys
上のように考えていると、最初は難しいかも知れませんが、単語一つ一つを何度も書いて覚えるようにすることをお勧めします。
一般動詞の過去形
次は一般動詞の過去形の文を考えてみましょう。
基本的には、一般動詞の過去形は、その単語の後ろに ed を付けます。
私はきのう警察に電話しました。
I called the police yesterday.
be動詞とは違い、主語が何であっても ed を付けます。
しかし、一般動詞の過去形の作り方にも、下記のようにいくつかの例外があります。(この場合でも、主語によってやり方が変わることはありません。)
語尾が e の時は、d だけを付けます。
like → liked live → lived
語尾が a, i, u, e, o 以外の文字に続いて y で終わっている一般動詞の場合は、 y を i に変えて ed を付けます。
cry → cried study → studied
※ play → palyed
次のようになる場合もあります。
stop → stopped
cap → capped
◆上記に述べたようものは、規則的に変化するので、一般的に規則動詞と呼んでいます。
◆その他にも、少し別の形に変わるものがあります。
go → went know → knew
have → had buy → bought・・・など。
このように、原形から過去形に変わる際に ed を付けずに変化するものを、一般的に不規則動詞と呼んでいます。
過去形が不規則に変化するからですね。
一般動詞はいろいろな形に変化しますが、何度も言うように、このような法則は、たくさん英文を読んだり書いたりしている間に自然と身に付いてくるはずです。
ですから、頭の中で整理することはあっても、あえて一生懸命覚える必要はないかもと思います。
そのためにも、できるだけ毎日英語に少しでも触れるようにしてみて下さいね。
一般動詞の疑問文
一般動詞を使う文章の疑問文(~ですか)は、その一般動詞のすぐ前に do を書きます。
私はフランス語を話します。
I speak French.
この「私は」を「あなたは」という英語に変えて疑問文にすると次のようになります。
あなたはフランス語を話しますか。
Do you speak French?
はい、話します。
Yes, I do.
いいえ、話しません。
No, I do not (don't).
be動詞の疑問文では、主語とbe動詞を入れ替えるだけでしたが、一般動詞の場合は、このように do という単語を主語の前に付けるのです。
したがって、一般動詞はdo動詞と覚えても良いでしょう。
Takeshi drives this car.
タケシはこの車を運転します。
これを疑問文にすると次のようになります。
Does Takeshi drive this car?
これに対する形式的な答え方は次のようになります。
はい、します。
Yes,he does.
いいえ、しません。
No,he does not (doesn't).
ちょっと最初の説明と違うところがありますね。
do動詞の疑問文は do のはずですが、 does という単語になっています。
そこで、文中にある drives となっているところに注意してください。
要するに、do動詞に s を付ける必要のある場合は、それが疑問文になると do に s を付けて does になるのです。
o で終わる単語の場合は es を付けるのでしたよね。
そこで do に s を付けたら drives の s はなくなり、原形に戻るというように考えておいて下さい。
一般動詞を使った疑問文では do が did という単語になります。
ケンタは先週川で泳ぎましたか。
Did Kenta swim in the river?
一般動詞だけを使う過去の疑問文は主語が何であっても、全て did を使います。
この場合も、一般動詞である swim は原形になるので、s や ed などは付きません。
一般動詞の否定文
一般動詞を使う文章の否定文(~ではない)は、その一般動詞のすぐ前に do not = don't, does not = doesn't, did not = didn't をそれぞれ付けます。
We do not live in that town.
私たちはあの(その)町には住んでいません。
次の文は主語が I, you 以外の1人ですから・・・
Nancy doesn't help her mother.
ナンシーはお母さんのお手伝いをしません。
don't に s が付いた doesn't という単語になります。
これはもちろん does not でもかまいませんよ。
そのバスは8時には到着しませんでした。
The bus didn't arrive at eight.
これは過去形の否定文ですから didn't にします。
もちろん did not でもかまいませんし、また主語が何であってもこれしかありません。
そして、疑問文と同じように、これらの語句の後に来る一般動詞は必ず原形になることを覚えておきましょう。
※洋楽を聴いたり洋画を見ていると、たまに He don't・・・という言い方をすることがあります。文法的には正しくありませんが、一般的な家庭でそのように言う人もいます。私自身がイギリスでホームステイをしていた家庭でも、そこのおじさんがこのような言い方をしていました。しかし、それを聞いていたおばさんが注意をしていました。「バカね~」みたいな感じでした。
学校のテストや英検などでは、絶対に減点対象になるので必ずこの基本を守ってくださいね。
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一般動詞の確認テスト
●次の( )に入る適切な語を選びなさい。
問題 1. 健治はとても上手にギターを弾きます。
Kenji ( ) the guitar very well.
play, playes, play, is play
問題 2. あなたは毎日車を洗うのですか。
( ) you wash your car every day?
Are, Do, Did, Does
問題 3. 僕は昨日英語の勉強をしなかった。
I ( ) English yesterday.
wasn't study, didn't study, don't studied, didn't studied
問題 4. 彼女はオーストラリアの出身です。
She ( ) from Astralia.
come, does, goes, is
問題 5. ナンシーはたくさんの花を持ってきました。
Nancy ( ) a lot of flowers.
bringed, brought, brings, bring