there is/are の基礎英語文法

there is, there are とは

there is/are は、be動詞を使った表現の一つで、基本的には「～がある、～がいる」という意味で使われ、英文の先頭にきます。

文の先頭にきても、これが全体の主語になるのではなく、その次に来る語句が主語になるので、最初は難しく感じるかも知れません。

There is (are) の文の用法

There is / are ～　は、基本的に「～がある、～がいる」という意味になります。

この文章では主語が there is/are のすぐ次の「～」の部分にくることに注意しましょう。

There is a cat under the table.
テーブルの下に猫がいます。

つまり、この場合は、there is の後ろの語句が a cat となっており、これが主語となるということです。

そして、この主語が単数になっていますからbe動詞は is になります。

猫が２匹以上、つまり複数いたらbe動詞の複数形である are を次のように使います。

There are two cats under the table.
テーブルの下に猫が２匹います。

日本人にとっては、主語が来る前にbe動詞が来るので、be動詞の決め方に難しさを感じることがあるでしょう。


◆過去形の時は、それぞれ is → was、are → were にします。

There was a cat on the fence.
フェンスの上に猫がいました。

There were three monkeys in the tree.
その木に猿が３匹いました。


◆疑問文では、それぞれのbe動詞を there の前にもってきます。

Is there a swing in the park?
その公園にはブランコがありますか。

Yes, there is.
はい、あります。

No, there isn't.
いいえ、ありません。


Was there a monkey in your garden?
あなたの庭に猿がいたのですか。

Yes, there was.
はい、いました。

No there was not/wasn't.
いいえ、いませんでした。


Are there any balls in the box?
箱の中にはボールが入っていますか。

Yes, there are.
はい、入っています。

No, there aren't.
いいえ、入っていません。

★there is には there's, there are には there're という短縮形がそれぞれにありますが、there was と there were には短縮形はありません。

There's a big fish in the pond.
この池には大きな魚がいます。

There're some pictures on the wall.
壁には何枚かの絵があります。


★さて、ここで次のような日本語を英語で考えてみましょう。

私の家は鹿児島にあります。

この日本語には「あります」という言葉が使われていまが、これを英語で言う時にはどのように言えるでしょうか。

There is my house in Kagoshima.

これまでの説明通りに考えれば、これで良いような感じもしますね。

通じないことはありませんが、この場合はこれでは間違いとなります。


正解は・・・



○My house is in Kagoshima.

となります。

「私の家」というのは、具体的にどの“家”を指しているかがわかるので、この場合、There is ～を使って言うことはできないのです。

例えば、「その森の近くに一軒の家があります。」のような文ではあれば、 There is / are が使えるので、次のようになります。

There is a house near the forest.


この場合の「家」は、誰の家なのかを具体的に述べているのではなく、たんに「家が１つ建っている」というような感じになっているわけです。

逆に A house is near their forest. とは、普通言うことはありません。


つまり、ある特定の人や物などについて述べる場合には、基本的に there is ～, there are ～は使えないということなのです。

これはあくまでも基本ですから、ここにももちろん例外は存在します。

ただ、その例外も中学レベルの勉強では必要ないでしょうから、ここでは省略します。

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