命令文の解説と問題
命令文の書き方
命令とは、普通、目の前にいる人に直接行うことですから、命令文には主語がありません。
したがって、英語で命令文を書く場合は、最初に動詞がきます。
そして、その場合の動詞はいつも原形になります。
Study English.
英語の勉強をしなさい。
Be kind old people.
お年寄りには親切にしなさい。
kind「親切な」は、動詞ではありませんので、その単語の前にbe動詞が必要です。
そしてそれを原形にするわけですから Be となるわけです。(be動詞の原形は覚えていましたか。)
相手に対して「どうぞ~してください」と丁寧に命令する場合もあり、その時には命令文の前か後ろに please を付けます。
Please come here.= Come here, please.
どうぞここに来てください。
please が後ろに来た場合は、一般的にはその前にコンマを付けます。
◆「~しましょう」という、人を誘うような文も命令文の仲間です。
「~しましょう」の英語は let's です。
Let's walk to the museum.
博物館まで歩いて行きましょう。
答え方の基本はそれぞれ let's を付けます。
Yes, let's.
はい、行きましょう。
No, let's not.
いいえ、やめましょう。
※walk は「歩く」という意味ですが、「歩いて行く」となることもあります。walk go などとはしないようにしましょう。
否定の命令文
否定の命令文とは「~するな、~してはいけません」という文のことです。 命令文の前に Don't を「ド~ンッ」と書きましょう。
Don't touch the animal.
その動物にはさわるな。
Don't be afraid.
恐がらないでね。
afraid(アフレイド)は、動詞ではないので、その前にbe動詞が必要です。
したがって、このように be動詞を使う命令文では、ここでもその原形の be になります。このような否定の命令文もよく使われるのでしっかり覚えておきましょう。
ていねいに言う時には、同じように please を付けます。
「どうぞ私のことを忘れないでください。」
Please don't forget me.
もしくは、この場合も英文の最後に付けられます。
Don't forget me, please.
命令文の確認テスト
●次の( )内に入る適切な単語を1つ書きなさい。
問題 1. 自分の部屋のそうじは毎日しなさい。
( ) your room every day.
問題 2. お年寄りには親切にしなさい。
( ) kind old people.
問題 3. 公園まで歩いて行きましょう。
( ) walk to the park.
問題 4. 今テレビを見てはいけません。
( ) watch TV now.
問題 5. どうか我々を助けてください。
( ) help us.
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