英語の形容詞と副詞の使い方

英語の形容詞と副詞

形容詞の使い方

日本語の場合、形容詞は、「美しい」「新しい」などのように、最後が「い」で終わる言葉になります。

「静かな」という言葉は日本語では形容動詞とされていますが、英語では形容動詞と言われるものがないので、これも形容詞の扱いになります。

形容詞がどんなものであるかということを、あまり深く考える必要はありませんが、それぞれの単語の意味や使い方を理解すれば、自然と分かるようになると思います。

形容詞は物の名前を表す名詞の状態や状況などを説明するために、そういう名詞の前などによく使われています。

これはとても頭がよい馬です。
This is a very clever horse.

次のように形容詞のみで使われる場合もありますよ。

私はお腹がすいた。
I am hungry.


数や量を表す形容詞は次のように使い分けます。

数えられる言葉や数えられない言葉とは、数を表す言葉か、量を表す言葉かということです。

世界にはたくさんの国があります。
There are many countries.
（country は数を表すので複数形にもできます。）

田中さんはたくさんのお金を持っています。
Mr. Tanaka has much money.
（money は量を表すのでたくさんあっても複数形にはしません。）

私たちは彼らを数時間待っていました。
We were waitinig for them for a few hours.

タケオ君はほとんど水を飲みませんでした。
Takeo drank little water.


◆some は肯定文で、 any は疑問文や否定文で使うことが原則です。

健太君には何人か兄弟がいます。
Kenta has some brothers.

あなたには何人か姉妹がいますか。
Do you have any sisters?

いいえ、私には１人もいません。
No. I don't have any sisters. = I have no sisters.
not any ～　は、「１つも(１人も）～ない」という意味を表しています。


◆something, anything, nothing などの後ろに形容詞をつけることもあります。

I can see something white over there.
向こうに何か白いものが見えます。

Did you find anything new there?
そこで何か新しいものを見つけましたか。

something や anything も some, any と同じような使い方をします。

副詞の使い方

英語の単語の順番は、基本的には日本語よりもはっきりしていると言えるかも知れません。

それは、日本語における副詞の見分け方が難しい一方、英語の副詞は割と簡単に見分けることができるからです。

しかし、副詞の位置は形容詞よりも複雑で、文章の先頭に来たり、主語の次や文中の真ん中にきたり、また文の最後に来ることもあります。

副詞の単語にもよりますが、基本的には、be動詞がある時は、その後にきて、一般動詞がある時はその前にくることが多いでしょう。

その山は本当にきれいだ。
The mountain is really beautiful.

彼女はいつも幸せそうに見える。
She always looks happy.

形容詞に ly が付くと副詞になることがよくあるので、知らない副詞でもすぐに見つけたり、意味を推測したりすることができることがあります。

slow → slowly
usual → usually
quick → quickly


しかし、次のような文では、どちらの単語を使うべきか迷うこともあります。

His English is very good.
彼の英語はとても素晴らしい。

この good は形容詞なので、この例文では well にしてはいけません。

He speaks English very well.
彼はとても上手に英語を話します。

逆にこの well は副詞なので、この例文では good にしてはいけません。


◆単語によっては文頭や文中、文尾におくことも可能です。

例えば sometimes は次のような英文では、いろいろな場所に置くことができます。

(Sometimes) My father (　) goes to the library (　).
私のお父さんは時々図書館に行きます。

日本語でも「時々」の位置をいろいろ変えることができますよね。

形容詞・副詞の確認テスト