help と save
説明と問題
● この2つの単語の意味は「助ける」という意味の日本語になることがあるので、その意味では初心者や初級者のかたにとっては、迷うことがあるかも知れません。
しかし、help の「助ける」という意味は「手伝う」で、save は「救う、救助する」といった意味ですから、少し考えてみればこれらの違いは難しくありませんね。
help は「手伝う」の他に「役立つ」という意味も持っています。
save には「救う」という意味の他に「(お金を)ためる」とか、「(時間や労力などを)節約する」という意味もあります。
それでは、次の3つの日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
①その男の人が私を助けてくれたのです。
②将来に備えていくらかお金は貯金したほうがいいと思いますよ。
③この機械はエネルギーを節約するのに役立つでしょうか。
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
①この日本文からは2通りの英文が出来ると思います。一つは「助けてくれた」を「手伝ってくれた」と考えれば、Aのような英文にできるでしょう。
A. The man helped me.
次に「助けてくれた」を「命を救ってくれた」と置き換えれば、Bのような英文にもできるでしょう。
B. The man saved my life. または The man saved me.
この場合は、会話の流れの中などで、どちらになるかがはっきりするでしょうから、その前後の内容がどんなものであるかが大切になりますね。
② I think (that) you should save some money for (the又はyour) future.
この例文では「貯金する」と言っているので、確実に save を選択できましたよね。
「貯金をする」は save up ということもあります。
③ Will this machine help (to) save energy?
これは「節約する」と「役立つ」の2つがありましたので、help と save の両方使うことになります。
「~するために」というのは不定詞の用法になるので、基本的には help to save となりますが、help の後に不定詞が続く場合、その間の
to が省略されることがよくあります。