garden と yard
説明と問題
● この2つの単語は、共通して「庭」という意味の日本語になることがあるので混乱することがあるでしょう。
garden は多くの場合、花や野菜などが栽培されているような場所を指します。
つまり「菜園」という言い方もできます。
固有名詞として、多くの人が集まる有名な公園の名称などに使われることもあります。
一方 yard は、同様に個人の家にあれば、塀やフェンスなどに囲まれた場所で、家の前にあれば「前庭」、家の裏にあれば「裏庭」などの言葉呼ばれたりします。
そして、そこにはベンチやテーブル、または遊具などが置かれる家族の憩いの場という感じもあります。
それでは、次の3つの日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
①私の子供たちは裏庭でよく遊んでいます。
②その庭にはあまり花が咲いていません。
③彼の家には広い庭がありますよ。
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
① Our children/kids often play in the back yard.
この問題では「裏庭」と言っていますし、なにより子供たちが遊ぶ場所であれば yard の方が妥当でしょう。
ちなみに裏庭は back yard で、前庭は front yard と言います。
また会話(口語)では、子供たちは children よりも kids の方がよく使われます。ただどちらでも問題ありません。
② There aren't many flowers in the garden.
yard に花がないことはありませんが、花を咲かせる場所としてなら garden が適切でしょう。
もちろん yard に花を植えたりする場合もあるでしょうから、yard が使えないということでもありません。
③ His house has a large garden/yard.
この例文では、ただ単に「広い庭」となっているので garden でも yard でもどちらでも構いません。
アメリカとイギリスではこれらの単語の使い方が違う場合もありますが、ここでは標準的な感じで解説してみました。