draw と paint と write の用法と英作文問題
説明と問題
● この3つの単語は動詞として、「かく」という動作を表現するものですが、漢字にすると write は「書く」で、 draw は「描く」になるので、その違いが分かりやすくなりますね。
write は、鉛筆やボールペンなどの筆記用具を使って”文字”を書くことですね。
draw は、筆記用具を使って絵や線を描く場合に使います。
木切れを使って砂浜などに絵を描いたりすることもあるでしょうがこの場合も draw を使います。
paint は「(絵具やペンキを使って)絵を描く/塗る」ということになりますから、さらにその違いがはっきりするでしょう。
したがって paint には「塗料、ペンキ、絵具」という名詞での意味があります。
それでは、次の日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
① 誰が壁にこの絵を描いたのですか。
② ひらがなを書くのはそんなに難しいことではありません。
ひらがな hiragana
③ 僕は自分の車を赤く塗りたいのです。
赤く(in red) は英文の最後にきます。
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
①Who drew/painted this picture on the wall.
この例文ではどのような絵を描いたのか分かりませんので、draw と paint のどちらでを使っても問題ありません。
ただし英文は過去形にしなければいけませんから、draw は drew になり、paint は painted にします。
また picture の代わりに painting を使うこともできます。
② It's not so difficult to write (Japanese) hiragana.
この例文では「ひらがなを書く」とありますから、write しか使えません。
「あまり」の部分は so の代わりに very などでも構いません。
ひらがなはそのままロー文字で表現していますが、これを全く知らない外国人には説明が必要かも知れませんね。
ただこれで通じることが多いと思います。
③ I want to paint my car in red.
この例で「塗る」という言葉がありますから、paint しか使えません。
paint は色で塗りつぶすという意味もあります。
(paint+A+in+色)で「Aを~色で塗る」という形を覚えておくと便利ですね。
色の部分の単語を blue や green などの他の単語にしたりして、何度も何度も練習してみて下さい。
そうすることによって、英語はドンドン身に付いていきます。