cup と glass
説明と問題
● この2つの単語の違いはあまり問題はないと思いますが、それぞれにおいて、少し紛らわしい部分もあるので、取り上げてみました。
初級者の方においては、程よく役立つかも知れません。
まず、cup ですが、英語の発音が「カップ」となることから、日本語で言う「コップ」と勘違いしてしまうこともありますね。
普通はコップと言えば glass のことになりますが、cup がこの意味で使われることもあるようです。
ただし、cup は通常、取っ手のついた底が丸い陶器製のコーヒーや紅茶を入れる容器のことです。
底が平たくなっているものは特に mug(マッグ)と呼びます。
また、「茶わん」とも訳されますが、ご飯を入れるものは、この場合
bowl(ボウル)となります。
glass は、ガラスで作られた飲み物用の容器ですが、日本語でコップやそのままの「ガラス」の意味にもなります。
また、複数形になるとメガネという意味にもなりますよ。
それでは、次の3つの日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
① 父はこのコップを何年も使っています。
② あなたは毎日何杯コーヒーを飲みますか。
③ 牛乳を一杯飲みたい。
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
① Father has used this glass for many years.
この問題では cup か glass で迷うよりも「使っている」という部分で間違ってしまう人が多いかも知れませんね。
Father is using と、現在進行形にならないのは、「何年も」という言葉があるからです。進行形の基本は、今現在「~している」という状況を表すものです。
したがってここでは、過去から今に続く状況を表す現在完了形にします。
② How many cups of coffee do you drink every day?
コーヒーを「何杯」という言い方で表す場合は cup を使うのが基本ですね。ただし、これがアイスコーヒーなら glass を使うことがあります。
ちなみにアイスコーヒーは iced coffee です。
I drink a glass of iced coffee every day.
③ I want to drink a glass/cup of milk.
牛乳の場合 glass を使うことがはやり多いと思いますが、cup も時々使われるようです。
あなたがどちらの入れ物に牛乳を入れて飲むかでも違ってくるでしょう。
電子レンジに入れてチンする時は cup に入れることが多いでしょうね。
mug に入れれば a mug of milk となります。