cry と shout
解説と練習問題
cry は「(涙を流して)泣く」という意味で知っている人は多いかと思いますが、「叫ぶ」という意味で使われることもあります。
その他、動物や鳥などが鳴き声を出す場合にも使われます。
shout という単語もありますが、こちらにも「叫ぶ」という意味があるので、特にこの意味で使う場合に迷ってしまうことが多いかと思います。
また、この2つは名詞として「叫び(声)」等の意味でも使われます。
●上記の解説を参考に cry または shout を使って次の日本文を英文にしてみて下さい。
① 昨日の夜、小さな女の子が公園の近くで泣いていました。
② 彼女は怖くて叫んだのですか。
※ 怖くて in fear
③ 私の飼っているカナリアは朝はめったに鳴きません。
※ カナリア canary めったに~ない rarely
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
① Last night a little girl was crying near the park.
この問題で「泣く」という意味は明確なので cry を使うのが正解ですね。
そして、「泣いていた」となっているので過去進行形にする必要がありました。
last night は英文の最後でも構いませんし、a little girl は a small girl と言うこともできます。
ただ、small だと、ただ小ささだけを述べている感じがするので、little の方が良い感じです。
② Did she cry/shout in fear?
「叫ぶ」は上の解説にもあるように、この英文ではどちらの単語を使っても同じ意味になります。
cry/shout in fear という表現ををそのまま覚えておきましょう。
③ My canary rarely cries in the morning.
これは少し難し問題だったかも知れません。
rarely はヒントにあるように否定の意味で使われる単語なので、この場合 not などの否定語は付きません。
この次にくる cry は主語に合わせて s を付ける必要があり cries となります。
ところで「私の飼っているカナリア」の部分は、単に my canary とすればいいでしょう。できるだけ難しく考えないのが英作文のコツでもあります。
関係代名詞を使ったりして、日本語の通り普通に直訳すれば a canary (which)I have/keep などともできるでしょうね。