picture と photograph の違いと使い分け

ヘッチャラ英語学習

picture と photograph

説明と問題

この2つの単語の共通な意味は「写真」ということですね。

photograph には名詞として「写真」意味しかありませんが、picture は、その他に「絵、絵画」や「映画」という意味でもよく使われます。

したがって picture の場合には会話や文章の前後関係に注意しておかなければなりません。

中学レベルでは、以上のような程度で覚えておけば、全く問題ありません。

また、photograph は略して photo だけにすることもよくあります。

「絵、絵画」に関しては、少し難しい painting や drawing という単語もあります。

painting は特に「油絵」や「水彩画」という意味で使われ、drawing は、ただの線だけで描かれた「絵」のことです。

★それでは、次の日本語を英語にして考えてみましょう。

① この絵の値段は100万円です。

② この写真はアメリカで撮られたものです。

③ これは写真ですかそれとも絵なのですか。

解答と解説

それぞれ次のように書くことができます。

① The price of this picture is one million yen.

ここは「絵」ですから picture しか選べませんね。

さて、少し難しい問題だったかも知れませんが、「~の~」という言い方に慣れてください。

この場合は of を使いますが、price と picture の位置が反対にならないように気をつけてくださいね。


② This picture(photograph) was taken in America.

ここでは受動態を使った例文になっています。受動態は「be動詞+過去分詞」でしたね。

日本語では、最後が「です」となっているので、つい現在形にしてしまう人もいると思います。

「撮られた」という事実はすでに過去のことなので be動詞は過去形にします。

もちろん、photograph は photo でも構いません。


③ Is this a photograph or a painting?

上記の説明のように picture には「絵」や「写真」の意味があるので、そこを誤解なくはっきり伝えるために、「絵」のほうは picture ではなく painting にしました。

最近、写真なのか絵なのか一目では分かりにくい、素晴らしい「絵」を書く人がいますよね。

そういった時には特に painting や drawing などを使って説明する必要があるでしょう。

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