home と house
説明と問題
home と house は両方とも「家」という意味があり、その使い方の違いがよく分からなくなることがあると思います。
基本的に home は、主に人が住む場所としての「家」ということで、この場合は「家庭」という意味で考えると、違いがわかりやすくなるのではないでしょうか。
その他、「自宅、故郷、本国」などの意味でも使われます。
また、「家」だけではなく「家の、家に」など名詞以外の役割もします。
house は、第一の基本として、建物としての「家」ということで、どこかの場所に建っている、人の住む建築物のことだと考えておけば良いでしょう。
この2つの単語も、それぞれ入れ替えが出来ることがあります。
それでは、次の3つの日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
① この大きな家は誰のですか。
② 彼の家はこの町にはありません。
③ 僕たちはゴールデンウィークの間は家にいました。
(ヒント)「ゴールデンウィークの間」は during the Golden Week holiday
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
① Whose is this big house?
この場合は、建物としての家のことをさしているでしょうから、house を使うのが適切です。
② His house/home is not in this town.
これも建物だけを考えているのなら、house が適切ですが、「彼の家」を「彼の自宅」と考えれば home も使えるでしょう。
③ They stayed home during the Golden Week holiday.
「家にいる」という言い方はいくつか考えられます。
ここでは stayed という一般動詞を使ってみましたが、stayed at とすることも可能です。
また、be動詞を使って They were at home. や They were at their house. などとすることもできます。
ただし、ここで house を使う時は「~の」という their を忘れないようにしましょう。
at home とは言っても at house とは言わないということです。
同じように、「家に帰る」は come / go home で come / go house とは言いません。
また come / go home は、家という建物に帰るというよりも、「家族が住んでいる(待っている)場所に帰る」とか「自分の住んでいる落ち着く場所に帰る」といような感覚です。