clinic と hospital の違いと使い分け

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clinic と hospital

説明と問題

この2つの単語は、名詞で「病院」と訳され、その意味ではほぼ違いがありませんが、少々使い方の違いがあります。

通常 clinic といった場合は、1人もしくは数人の医者が個人的に開業し、皮膚科や小児科などといった特定の医療を行う病院を意味します。

一方 hospital は複数の診療科を持ち、比較的大きな病院を意味します。
したがって、風邪などの軽い病気の場合、まずは clinic に行き、その後clinic で処置できないような病気であれば hospital に行くといった感じになります。

今でこそ日本でも、最初は自分の症状にあった病院に行った後で、そこから紹介を受けて、大きな市民病院などに行くので、そういう事を考えてみると分かり易いかと思います。


それでは、次の日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。

①彼女のお父さんはいつ入院したのですか。

②私は風邪をひくと、いつもその病院に行きます。

解答と解説

それぞれ次のように書くことができます。

① When did her father go to (the) hospital.

「入院する」という表現が決まった言い方になっているので、この場合はhospital しか使えません。

通常 the を使うのはアメリカ英語で、使わないのはイギリス英語という違いです。

「退院する」という場合には leave (the) hospital や geto out of hopital などの言い方もあります。


② When I catch a cold, I always go to the clinic/hospital.

この場合は、特定の病院に行くということで、どちらの単語も使えますが、小さな個人病院であったり、専門の診療科程度しかない病院であればclinic を使うのが妥当と言えるでしょう。

しかし、大きな病院であっても、個人経営で紹介のいらないような病院もあるので、そういう場合には hospital を使うことにもなると思います。

ただし、会話の流れによっては、①のように go to the hospital だと「風邪で入院する」と取られなくもありませんね。

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