boat と ship
説明と問題
この2つの単語は「船」と訳せますが、boat は「ボート」とそのまま日本語にもなっていますね。
ただし、日本語で使う「ボート」は、オールで漕いだり後ろに小さなエンジンが外側に付いていたりする、数人しか乗れないようなものを指すことが多いでしょう。
しかし、英語では、100人くらいが乗れたり、自動車を数十台運べるフェリーでも ship とは言わず boat と言うことがあります。
ただ、違いはその大きさにあるので、数百メートルもあるものは ship と呼ばれるのが普通でしょう。
日本語では、大きさにかかわらず何でもかんでも、「船」と呼ぶことがあるので、英語にする時には注意が必要です。
それでは、次の3つの日本文がどのような英文になるか少し考えてみてください。
① あなたは漁船に乗ったことがありますか。
② その島へは船で3時間かかります。
③ この船は長さは300メートル以上あります。
解答と解説
それぞれ次のように書くことができます。
① Hve you ever gotten on a fish boat?
「漁船」と言えば、大体は個人が所有している小型の船を想像すると思いますので、ここでは fish boat や fishing boat, fisher
boat などの言い方ができます。
そして、「~に乗る」は、ここでは get on を使っています。
乗り物に「乗る」という場合、ride という単語も使えますが、「漁船に乗る」という時に使うには違和感があります。
ride は特に bike や horse などに乗る時に使われます。
② It takes three hours to the island by boat/ship.
この場合の船は、日本語からはその大きさが分かりませんので、どちらも使えるでしょう。
そして、「船で」という言い方は、例文のようにその前に by を付けます。
③ This ship is about 300 meters long.
長さが300メートルもある船の場合は、やはり ship を使うのが良いでしょう。
これは、今人気の「豪華客船 (a luxury cruse ship) 」に置き換えると分かりやすいでしょう。
この場合の英文は次のようにも言えますよ。
The length of the luxury cruse ship is about 300 meters.
lenght は「レングス」と読み「長さ」という意味です。