alone と lonely の違いと使い分け

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alone と lonely

この2つの単語は、日本語で「孤独で」という言葉で表すことができますが、その奥にある気持ちにはもちろん違いがあります。

説明と問題

alone は「一人で」という意味で使われることがよくありますが、「孤独で」とか「孤立して」などの日本語になることもあります。

しかし alone が表す孤独とは、一人の状態であっても、悲しいという感じはあまりなく、単に、物理的に一人になっているという状態を表しているとも言えるものです。

この点で lonely は完全に独りぼっちの状態を表し、寂しかったり、悲しかったりという感覚がその背後に込められています。

また、この2つの単語は一人という状態だけでなく、複数人であっても、使うことができます。

◆それでは上の説明を参考に次の日本文を英文にしてみましょう。

① 母はこの町に20年間一人で暮らしている。

② ヒロシはひとりぼっちでここにやって来たのですか。

③ 私は、その老人は孤独だったのだと思います。

解答と解説

それぞれ次のように書くことができます。

① My mother has lived alone/lonely in this town for twenty years.

この例文では、母がひとりで暮らしているという事実だけを言っていると考えれば alone が適しています。

前後の文脈があったとして、一人で寂しく生きているという状況を言っていれば lonely にすることも可能です。

② Did Hiroshi come here alone?

これも、①のような2通りの状況が考えられないこともありませんが、やはりここでは、「やって来た」という部分を主な事実として述べていると考えるのが普通でしょうから、alone が適していると思います。

③ I think that the old man/woman was lonely.

文章の全体から「孤独感」が強く感じられるので、lonely がより適していると考えられます。

老人は、男なら old man、 女なら old woman とすれば良いでしょう。

ところで、We are alone. や They are lonely. のように、主語が一人でなくても、これらの単語を使うことができます。

Finally we are alone. 「やっと2人きりになれたね。」は alone が逆にうれしさを表現していると言えますね。

この alone を lonely に言い変えると、「ついに我々は孤独になってしまった。」という、悲しい雰囲気になってしましますよ。

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